インターネットとウェブ

  • インターネット歴史と仕組み

冷戦時代の1957年、ソ連による人類初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられ、アメリカとソ連による宇宙開発競争が始まった。ソ連に遅れをとったアメリカでは、宇宙開発や軍事利用のためのコンピュータ開発、研究に、莫大な予算が与えられた。特にコンピュータ分野の研究を主導したのが、ARPA(国防省、先進研究計画局)であり、コンピュータの軍事利用研究の中からインターネットのようなネットワークの考え方が誕生した。また、このような研究の中でコンピュータグラフィックスも開発されたんである。

・分散型ネットワーク

特定の拠点が破壊されても全体としては機能する通信システムとして構想されたのが分散型ネットワークである。ARPAの研究に携わるアメリカ各地の研究機関同士をつなぐARPAnetはこのようなネットワークとしてスタートした。ARPAnetでは、効率的なデータの送受信とエラー回避のためのパケット交換システムも採用された。

・TCP / IP

1970年代後半から1980年代にかけて、コンピュータ技術が飛躍的に発展すると同時に、ネットワーク技術も発達し、1983年にはTCP / IPがARPAnetに正式に採用された。TCP / IPは、分散型ネットワークにおけるパケット交換を簡易かつ効果的に実現するもので、現在のネットワーク技術の基盤となっている。

・インターネット

1980年代の後半にはNSFによる、NSFnetがスタートした。NSFnetはアメリカだけではなく、世界各地も含めた研究、教育機関のネットワークとなり、やがて商用利用も認められた。これが現在のインターネットに発展していった。

ネットワークへの接続サービスの提供者をプロバイダと呼び、特に企業や個人を対象にしたインターネット接続業者のことをISPと呼ぶ。

・web

1989年にティムバーナーズリーがWWWの原型を考案して以降、各種回線の高速化とともにインターネットは急速に普及していった。WWWはネットわー苦情のコンピュータがドキュメントを公開し、ネットワーク上の他のコンピュータはこのドキュメントをwebブラウザを利用して閲覧できるシステムである。

webとは、WWWシステム全体のことを指す。企業や個人が提供するいわゆるホームページはウェブサイトと呼ばれ、webサイト内の個々のページはウェブページと呼ばれる。

●webの特性

webというメディアにはこれまでの紙媒体や放送媒体のメディアにはなかった特性がある。

その一つは、時間や空間などのあらゆる垣根を越えて情報を伝達できることであり、情報を閲覧できることである。また、インタラクティブなコミュニケーション機能も有し、1対多数のコミュニケーションや多数対多数のコミュニケーションも可能である。

また、ウェブではテキストだけではなく、グラフィックス映像、サウンドなどの様々なファイル形式の情報を取り扱うことができる。しかも、任意に書き換えができるのも大きな特徴である。さらに、webがハイパーリンクによって様々なコンテンツとつながるハイパーテキストになっていることも重要な特徴である。

新聞や書籍、雑誌などの紙メディアによる文書は、言葉のつながりを基本として情報を順に並べてものであり、リニアかつシーケンシャルな表現形式である。ハイパーテキストでは、ハイパーリンクによって興味の赴くままに自由に情報をたどることができ、ノンリニアなアクセスを可能にした表現形式を実現している。