アイコンラベリング

「絵は千の言葉に値する」といわれますが、アイコンとテキストの関係もこのような気がします。ナビゲーションシステムのラベルとして、アイコンがもっとも使われることが多いのではないでしょうか。特にモバイルアプリのように、画面のスペースに制限がある場合は尚更でしょう。また、アイコンは見出しラベルとしても使用される場合もありますし、リンクラベルとしても稀に使用されているようです。アイコンラベルの問題は、言葉がテキストによるラベルよりも限られている点です。インデックス用語のような大規模なラベルでは、アイコンの「語彙」はあっという間に用語に追い抜かれてしまいます。そのため、アイコンラベルが用いられるのは小規模なシステムラベルやナビゲーションシステムなど、オプションが少ない用途がほとんどかもしれません。あるいは子供など、テキストにあまり馴染めないユーザーが対象の場合にも有効となります。とはいえ、アイコンラベルがきちんと意味を表現できているかはやはり難しい問題でしょう。使い方によって、アイコンラベルは情報環境に優美さが生まれるので、システムのユーザビリティを阻害しないのなら、使わない手はありません。実際、ユーザーが繰り返し利用してくれるのなら、ユーザーの心の中にアイコンによる「言語」が確立されるかもしれません。そうした場合、アイコン言語は具体的かつ視覚的にも認識しやすい伝達システムとして、非常に有効になってきます。システムのユーザーが辛抱強く忠実に、視覚的な言語を覚えようとしてくれるのなら話は別ですが、そうでない場合は選択肢が限られたシステムにおいてのみアイコンラベルを使用し、また機能を説明する前に使用しない、というような注意が必要かもしれません。

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